ロケ地探訪 《番外編》


『うちの子にかぎって…』の、関連ドラマなどのロケ地です。

◇2011年10月撮影
『パパはニュースキャスター』
『ママはアイドル!』
『パパは年中苦労する』

(同年代の田村正和主演ドラマ関連)
『熱くなるまで待って!』

ちなみに、これらのドラマは、
〜主人公が、何かしらの秘め事を抱えている〜
という伏線のある点が、偶然にも共通していました。
いつか周囲にバレるのかと、スリリングな面白さも持ち合わせていました。




 パパはニュースキャスター

「この物語は、ある日突然3人の子持ちになった独身主義者の悲劇、
…ではなく、喜劇である」
1987/1/9〜3/27
主題歌♪本田美奈子 『Oneway Generation』





鏡 竜太郎(田村正和)が住むマンション。
『ビオライフハウス』(渋谷区幡ヶ谷)。
新宿の超高層ビル群も、すっかり増えている感じです。
鏡竜太郎の部屋はメゾネットタイプのようでしたが、実際も最上階はメゾネットらしいです。












レンガタイル貼りの洒落た外観で、1985年の竣工。
新宿までも2駅という立地で、当時いわゆる「億ション」だったと思われます。














劇中では、エントランスには『テラス代々木』、宅配便の住所には『ハイム代々木』という名称になっていました。














吹き抜けのあるロビー。
相変わらず、照明の灯りが壁にまで映り込んで煌めいています。













照明や扉の模様なども特徴的でしたが、変わりない感じです。















地下駐車場の出入口。
今もゲートバーがあります。













鏡竜太郎が、自動車電話付きのポルシェ928を駐車していた辺り。
西尾愛がトランクに押し込められていたりで、2人乗りの設定でしたが、実際は狭いながらもリアシートのある4人乗りでした。












第10話で、 愛(と書いて『めぐみ』)たちが話をしていた、マンションの向かい辺り。
今も遊具があります。季節の違いもありますが、木も成長している感じです。













西尾愛と鈴木愛が、お手伝いさん(中村れい子)を尾行する歩道橋。
そば屋の看板なども変わりない感じです。
高架に首都高の走る甲州街道で、実際もこの角の先にマンションがあります。











このシーンの前に坂道のシーンがありましたが、実際にはマンションから歩道橋までに坂道はありません。
ちなみに、お手伝いさんが行き着く『ひまわり保育園』は、二葉南元保育園(新宿区南元町)でした。今では園庭に建物が増築されて変わっているようです。






 ママはアイドル!

「ある日、3人の子供を持った平凡な中学教師が、再婚する事になりました。でもその再婚は世間には絶対に内緒。なぜなら、奥様はアイドルだったのです」

1987/4/14〜6/16
主題歌♪中山美穂 『派手!!!』




毎回のように登場していた定番ロケ地、水沢家。
白い小奇麗な家の雰囲気は、今も変わりない感じです。浜田山駅近くの設定でしたが、実際もその近所です。










屋根の形がやや凝った感じですが、設定では屋根裏に、星空を見られるペントハウスのような部屋がありました。
中山美穂が2階の出窓を掃除していたり、右側の窓から通りを眺めたりするシーンもありました。










今にも水沢一家が出てきそうな雰囲気です。
白い門扉や白い玄関ドアなども、当時と何ら変わり無いほど綺麗なママで、木の成長だけが歳月を物語っている感じです。









ブルーの屋根のカーポートは珍しい感じでしたが、これはお隣のものですが、当時と変わり無い感じです。
水沢家の次男・伸二(大原和彦)の同級生で、向かいに住む時田 忠(石堂 譲)が、ベランダから趣味の天体観測?をするシーンでは、この家から若い女が出掛けるシーンもありました。










もう一軒お隣の家の門前も、変わりない感じです。
水沢家や時田家の人々が、立ち話をするシーンなどもありました。












家並みもほとんどは、変わりない感じです。
ただし、向かいの時田家は、水沢家より古い感じでしたが、建て替えられています。 そのため、道路を挟んだ水沢家と時田家の2ショットの眺めは、今では望めなくなっています。












向かいの時田家の奥さん(風吹ジュン)が、近所の新婚夫婦(市山 登&西川まり)の投げキッスを見て、ときめく辺り。












水沢一家とメガネの中山美穂が、買い物をするスーパー。
『コモディイイダ』浜田山店。
当時は、単に『イイダ』という看板でした。













水沢修一(三田村邦彦)が勤務、水沢晶(後藤久美子)や時田繭子(山下亜紀)が通う、『武蔵野学園中学校』。
浴風会本館(杉並区高井戸西)。
1926年(大正15年)の建築。 ドラマや映画など数々の作品でロケに使われている、ロケ地名所のようです。
初回では、ミポリンのブロマイドを隠し持っていた生徒・小林(小林由治)が、水沢先生に没収されるシーンもありました。










朝、生活指導の当番に遅刻の水沢先生が、走って来た方向。
朝日を浴びているようなシーンでしたが、方角的に実は夕日だったみたいです。
当時は公衆電話BOXがありましたが、今では無くなっているあたり、時代を感じさせます。










最終話で、アップルプロのワゴン車に、中山美穂が晶を乗せる辺り。
背後の家は建て替えられています。













武蔵野学園中学校サッカー部の、ランニングコースとなっていた川沿いの道。
善福寺川沿い。周辺には公園が広がっています。
サッカー部キャプテン・高野茂樹(長尾豪二郎)を先頭に、最後尾にはマネージャーの晶と繭子が自転車で追走。












第6話『小さな恋のものがたり』で、水沢賢一郎(永瀬正敏)が、中山美穂を自転車に乗せて走る辺り。
ここも善福寺川沿いです。













ふたりが、自転車で上る坂道。中山美穂は自転車を降りて後押しも。













下から見ると、やはり自転車で上るにはきつそうな坂です。














中山美穂が、賢一郎の自転車から下りた辺り。
「近所のスーパーまで」との事でしたが、浜田山の商店街でなく、阿佐ヶ谷の商店街でした。













中山美穂が、自分の事とはつゆ知らず、賢一郎に恋のエールを送る辺り。
パールセンター商店街の、大丸ピーコック前。












賢一郎が、自転車で走って行った方向。
ぶどうの木前。かなり活気のある商店街です。













第9話で、夜に水沢一家が食事をするレストラン。
環八沿いにある、デニーズ用賀店。
階段の丸い電球も、当時と変わりない感じです。













階段を下りる中山美穂と修一の姿を、フライデーの望遠レンズが密かにシャッターを切っていた辺り。














最終話で、晶を乗せたアップルプロのワゴン車が、引越しをする高野先輩の家から、トラックが出発するのを見つける辺り。水沢家から数分の近所です。
手前右の建物は変わりありませんが、その隣の長い塀の家は無くなり、新たに何軒かの家が建っています。











反対側からの眺め。
ワゴン車を降りた晶が、トラックを追って駆ける辺り。
二人が対面する背後の家は建て替えられていますが、角の家の塀などは変わりない感じです。









 パパは年中苦労する

「このドラマは、噂のプレイボーイが子育てに悪戦苦闘する、聞くも涙、語るも涙の、
…喜劇である」
1988/4/8〜7/1
主題歌♪THE ALFEE 『WEEKEND SHUFFLE 〜華やかな週末〜』





巽 耕作(田村正和)が、4人の子供たちと暮らす家。
優雅な邸宅の雰囲気は、今も変わりない感じです。 奥沢駅近くの設定でしたが、実際もその近所です。










道路から見ると聳える感じで、カメラのフレームに入り切らないほど大きな家です。












道幅が広く整然とした街並みは、今も変わりない感じです。 当時は、隣地に空き地がありました。













巽 耕作の末っ子・美加と、佐藤 黎(浅野温子)の一人息子・哲也が通う、幼稚園。
雪谷大塚駅近くの、調布幼稚園(世田谷区東玉川)。












サンリオ直営ショップの『田園調布 いちごのお家』(大田区田園調布2丁目)。
1983年開店。何ともインパクトある外観で、田園調布にあること自体、意外な感じです。












別な方向から。大いちごと小いちご、あとキノコのモチーフでしょうか。











 熱くなるまで待って!

1987/7/9〜9/24 (フジ系)
主題歌♪平山みき 『冗談じゃない朝』





佐伯雄介(田村正和)や、従兄弟の芥川喜三郎(中条静夫)が、豪邸で預かっている大型犬を、それぞれ散歩させていた辺り。
『急坂』(大田区田園調布5丁目)。
文字通り、都区内屈指の急勾配の坂らしいです。











片流れ屋根の家は、すっかり樹木に覆われています。
多摩川を隔てて川崎市街や、遥か富士山まで望める高台です。











エンディングの舞台となっていた、田園調布駅。
一見変わりなく見えますが、駅開業(1923・大正12年)以来の建物だった当時の駅舎は、1990年に撤去されています。
その後、街のシンボリックな建物として2000年に復元されたもので、駅本来の機能は別に完成した新駅舎にあります。











桂木千恵子(加賀まり子)が勤務する、『城南大学医学部』。
浴風会本館(杉並区高井戸西)。
左に、『うちの子』パート2第4話『骨まで愛して』の回で、老人ホームの慰問シーンに登場した、案内図の掲示板が見えます。










建物の反対側。中庭が広がっています。






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